【MATCHAインターン体験談】メディアプラットフォーム事業の立ち上げから「インバウンドサミット」の運営まで幅広く経験、自分の「強み」と「好き」に気づけた4年間
2025.02.10
Interview
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MATCHAでは、インバウンド業界を牽引するカンファレンス「インバウンドサミット」の運営や多言語CMS「MATCHA Contents Manager」をはじめとする新たな取り組みにおいて、インターンシップ生のアイデアやエネルギーを活かし、より良い形へと進化させてきました。今回は、大学2年生から卒業までインターンとして関わってくれた田辺莞菜さんに、MATCHAでの経験を振り返ってもらいました。
インターンに参加した背景・きっかけ
幼少期、父の仕事の都合で5年間タイで生活し、異なるバックグラウンドを持つ人々が当たり前にいる環境で過ごす中で、「将来もこうした多様な環境の中で過ごしたい」という思いが芽生えるようになりました。
高校時代にはアメリカ・インディアナ州へ1年間留学しました。世界の大国であるアメリカはどんな国なのか、同世代の学生が何を考え、どう日々を過ごしているのかを知りたいと思ったことが、留学を決意した理由です。しかし、日本人はもちろん、アジア人すらいない環境の中で、日本について尋ねられることが多く、そのたびに自分が日本のことを十分に理解していないことに気づかされました。この経験を通じて、日本についてより深く学びたいと考えるようになり、世界と日本を双方向の視点から学べる明治大学の国際日本学部に進学しました。
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大学2年生の時には、MATCHAが国際日本学部で特別授業を担当していることを知り、代表の青木さんが学部の卒業生であること、そしてMATCHAの掲げるビジョンが学部の理念を体現していることから関心を持ち、受講しました。
授業の最終回で実施された「世界に発信したい日本の魅力」というテーマのプレゼンで優勝し、その特典として青木さんと一緒に朝活をしたり、授業内で募集していたインバウンドサミットのzoomのオペレーションスタッフに手を挙げたりしたことをきっかけに、その約1ヶ月後、青木さんから「田辺さん、インターンを募集しようと思うのだけど、興味ある?」とお誘いのメッセージをいただきました。
当時、上京したもののオンライン授業が続き、なかなか大学生らしい経験ができずにもどかしさを感じていたタイミングだったこともあり、MATCHAのインターンに挑戦しようと決意しました。
インターンとして実施したこと
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2021年7月からMATCHAに参加し、最初は営業のチームでクライアントのレポート作成や、取材先へのアポ取りなど、事務作業のサポートから始めました。その後新しいインターン生が加わったタイミングで、当時は出社の機会が少なかったこともあり、社内の交流を深める目的でクリスマス会を企画しました。準備や運営を進める中で自然とみんなとの距離が縮まり、働くことが一層楽しくなったことを覚えています。
その後も定期的に「まっちゃナイト」という社内交流イベントを企画しました。出社頻度の低いメンバーも参加しやすいよう、グループで楽しめるゲームや企画を用意し、メンバー同士が自然に交流を深められる場を作ることを意識しました。
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こうしたイベントを通じて社内のコミュニケーションが活性化し、部署を超えたつながりが生まれることで、チームワークの向上につながっただけでなく、社内の雰囲気もより和やかになっていったと感じました。
2022年には、社内で新規事業として立ち上げたMATCHA Contents Manager(MCM)のプロダクトリリース前の準備に携わりました。主に、全国約1,700の自治体を訪日客にとって分かりやすい形でグルーピングをする作業を担当しました。この過程で、COOの齋藤さんと議論を交わす機会が増え、齋藤さんの考え方や視点に直接触れることができ、学びの多い時間となりました。また、一緒に試行錯誤しながら形にしていくプロセスの楽しさにも気づくことができました。
MCMのリリース後、インサイドセールスとして自治体向けにプロダクトの案内を行い、主に電話でのアプローチを担当しました。営業の難しさを痛感し苦戦しつつ、獲得したクライアントのオンボーディングをサポートする機会にも恵まれました。特に、初期に問い合わせをいただき、自らオンボーディングを担当したクライアントが今も継続して利用してくださっていることに大きな喜びを感じています。また、MCMの強みである「自動で5言語に翻訳される機能」を、実際に画面を見せながら説明し、好感触を得られたときには、大きなやりがいを感じました。多言語対応の負担を軽減するMCMが自治体や各地の事業者に普及することで、外国人観光客がまだ知られていない日本の魅力的な地域を知り、訪れるきっかけになる、そう確信し、MCMの成長が楽しみです。
他には、プロジェクトマネージャー業務の一環として取材同行にも参加し、外国人インフルエンサーのアテンドなど、英語を使ったコミュニケーションの機会も多くありました。はじめは、メールや電話の対応もほとんど経験がなかったものの、アポイントの取得などを繰り返すうちに自然と慣れ、スムーズに対応できるようになったところは振り返ると大きく成長した点かなと思います。
インバウンドサミットでの経験
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インバウンドサミットは、2021年に開催された第2回目から毎年関わらせていただきました。第2回目はZoomのオペレーション、第3回では会場での登壇者誘導、そして、第4回ではイベント全体を統括するポジションを任せてもらいました。しかし、この回では壁にぶつかることが多く、特に難しさを感じました。
イベントの全体統括という役割では、具体的なマイルストーンを定め、道筋を立てながら目標に向かうことが求められます。しかし、いざその立場に立つと、想像以上に難しく、何をすべきか分からず焦りを感じるばかりの毎日でした。また、これまでの指示を受けて動く立場から、実際に運営をリードする立場へと変わる中で、周囲への細かな気配りの重要性と、それを実行する難しさを痛感しました。
結果的に、途中で社員の方にポジションを交代してもらい、自分の中では悔しさが残る形となりました。しかし、その後は自分の担当領域が明確になったことで動きやすくなり、別の形でイベントの成功に貢献できたのではないかなと感じています。
この経験を通じて、与えられた役割を最後まで責任を持ってやり遂げることはもちろん重要ですが、時にはチームファーストの精神で、「諦めること」や「できないと認める勇気」も同じくらい大切だと学びました。また、未確定事項が多い中でも物事を組み立てて前に進める力や、抽象的なアイデアを具体的な行動に落とし込むスキルが自分にはまだまだ不足しているので、これからもっと伸ばしていきたいです。一方で、既存の仕組みを改善したり、事前に課題を想定し、先回りしてサポートに回ることができるのは、自分の強みであり、得意領域であると気づくきっかけにもなりました。
インターンを通しての変化
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MATCHAでさまざまな業務を経験する中で、私自身サポートに回ることが好きだと実感し、それが形になっていく瞬間に大きなやりがいを感じました。
また、社内外のイベント企画・運営、プロダクト開発、営業、取材の進行管理、カスタマーサクセスなどの幅広い業務に携わり、実践を通じて多くの経験やスキルを積むことができたことは大変ありがたく、自分の財産になると胸を張って言えます。
ですが、それ以上にMATCHAで学んだことは、働く上でのマインドセットや、コミュニケーションの重要性です。業務を依頼された背景を考え、目的を理解しながら取り組むことや自分の進捗や困りごとを適切に伝えること。また、挨拶や日々の何気ない会話を通して、良い関係性を築き、お互いの人となりを知ることで仕事がスムーズに進み、より良い結果につながることを体感しました。
こうした働く上でのマインドセットやコミュニケーションの取り方など、根幹となる部分をMATCHAでのインターンを通して学べたことは自分にとってとても貴重な経験になりました。
MATCHAでの経験を通じて、多くのことを学び、成長できたことにとても感謝しています。この学びを活かして、社会人生活も頑張りたいと思います!
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