CASE STUDY

富士山への訪日客呼び込め タイ人と2人3脚で地域の魅力を多言語発信|山梨県北杜市

2024.05.27

MATCHA Contents Manager

山梨県北杜市は、日本百名山5座、山梨百名山16座を擁し、南アルプス、奥秩父、八ヶ岳の大自然に囲まれたエリアです。北杜市の観光課では、インバウンドの誘客の中でも、特にタイにターゲットを絞って施策に取り組んでいます。2023年12月より、タイ外務省国際協力局のボランティア派遣プログラム(#FFT)初の長期ボランティアの取り組みで、タイ人のビウさんが北杜市に滞在しながら観光の分野で情報発信を行っています。その情報発信の一つとして、MATCHAのサービスも活用いただいています。

この度は、「MATCHA Contents Manager(以下、「MCM」)」を活用してくださっている山梨県北杜市観光課の田澤さん、タイから北杜市に滞在して情報発信を行うビウさんに、MCMを導入するきっかけ、実際に使用した際の感想、今後の展開についてお聞きしました。

※MATCHA Contents Manager(MCM)は、誰もが簡単に、インバウンド観光プラットフォーム「MATCHA」に投稿し多言語で発信できるサービスです。

タイに向けた情報発信ツールとして選んだMATCHA Contens Manager

ーMATCHA Contents Managerを導入しようと思ったきっかけは?

 観光課に着任後、インバウンドにアプローチする施策は決まっており、その中でもタイをターゲットの国の1つとしてフォーカスしていく方向で施策が進められていました。

実際にアプローチする方法を探していた時に、MATCHAのサービス案内を見て、メリットも多そうだと感じて、ビウさんが北杜市に着任するタイミングからサービスを使用し始めました。記事を書くということ自体は、SNSに投稿する工数とは違う労力がかかりますが、インターネット上の検索で北杜市の情報を見つけてもらう為にはビウさんが滞在している間に取り組んでいきたいと思いました。市役所が運営しているサイトもありますが、見ているターゲットが異なるので、既にターゲットに対して情報を発信しているウェブメディア「MATCHA」に掲載できるのは、タイに向けたアプローチの一手としてスムーズだなと感じたことも導入を決めた理由として大きいです。

ーターゲットをタイにしたのは、理由があるんですか?

山梨県は富士山があり、既に多くのインバウンドが訪れています。そのため、インバウンドに取り組むことは既に方針として決まっていました。その中で、タイを選んだのは、既に山梨に訪れている訪日客の中に東南アジアの中でも特にタイからの訪問が多いという点でした。今年実施した取り組みとしては、タイ向けのプロモーションの一環として、市長とビウさんと一緒に現地で旅行会社や団体など15社にセールスをいたしました。そのうちの1つの旅行会社は、先日団体で北杜市を訪れてくれました。

富士山や東京からのアクセスのよさが魅力。情報発信の力でゴールデンルートのインバウンドを誘客

ー実際にタイへのプロモーションに取り組んでみて、いかがですか?

タイの旅行博やセールスを実施してみて、タイの皆さんは富士山はもちろん知っていますが、山梨県や北杜市の認知度は低いことを知りました。

現地の旅行会社にヒアリングを行うと、「富士山や松本城にはよく行く」というリアクションをいただき、北杜市の場所を伝えると「毎回通っているよ」「こんな場所があるの、知らなかった!」と聞き、近くにはタイの観光客の方々がたくさん来ているのだなという印象を持ちました。タイ人に実際にアプローチしてみてターゲットとして間違いなかったのだと感じました。最近のタイのニーズとして、日本への旅行のリピーターが多くなり、東京、京都、富士山などのゴールデンルートを訪れながらも、新しい観光スポットを求めていそうです。その話を聞き、次なる観光スポットとして北杜市を選んでもらえる可能性は十分にあると感じました。

また、タイの団体客を受け入れた際に、北杜市で雪が見られることに驚いていました。「北海道=雪」のイメージがあり、冬の時期は北海道へのツアーを組むことが多かったそうです。

北杜市には、初心者向けのスキー場があり、北海道に比べると東京からのアクセスもしやすい点は、タイの旅行会社さんにとって魅力的とのこと。スキーやスノーボードが趣味の欧米人よりも、「雪が見たい」「スキーやってみたい」というアジア圏のニーズには北杜市で提供できるものとマッチしていると思います。

北杜市では、1月〜3月までは閑散期と呼ばれるシーズンです。この時期にインバウンドの方々が来てくれると、冬の観光が盛り上がり全体の施策としても有効だなと思います。

今後は、タイの旅行会社向けの情報として今作っている記事を共有していくなどして活用していきたいと思っています。団体向けのモデルコースや都内でレンタカーを借りた場合のモデルコースの記事を作ってターゲットに合わせて訴求していきたいです。

MATCHAに掲載する記事は、ビウさんの感覚を大事にして発信をしてもらっているので、日本へ旅行する個人旅行客の人の目にも止まるようになったら良いなと思っています。

タイ人だからこそ発信できる、地域の日常に潜む魅力

ーでは、ビウさんに実際にMCMを使って情報発信している取り組みをお伺いしたいと思います。タイ向けに発信するにあたり、工夫した点はありますか?

 食に関する発信は関心が高い傾向にあるので、地元野菜を使ったレストラン「アグリーブルむかわ」など飲食店情報を中心として北杜の食の魅力が伝わる記事を出すようにしました。最近は、カフェやデザートなどに興味がある人が増えてきているので、昔の商店をリノベーションしたカフェ「百番珈琲」なども取材に行き、記事にして発信しました。日本のフルーツ狩りの文化も、タイ人が魅力を感じる体験です。タイはフルーツが豊富ですが、暑くてフルーツ狩りを楽しむような文化は根付いていないので、オススメしたいアクティビティのひとつです。

 また記事のタイトルは、タイ人がよく使うワードを入れています。日本語のニュアンスとも少し違うので訳すのは難しいですが、タイに向けて届きやすいように工夫しています。

ービウさんは以前から記事を書くような仕事をしていたのですか?

タイにいたときは、ITの会社で働く普通の会社員でした。記事を書くようなことは、Lemon8でレビューなどを書くような事をしていたくらいです。

今回MATCHAで記事を書くために、北杜市の色んな場所を取材させていただき、新しい人やモノに出会えて、日々楽しく情報発信に取り組んでいます。北杜市に滞在している期間中は、やれることは何でもやりたいなと思っています。

ー情報発信に取り組んでみて、タイの友人のリアクションはどうですか?

私の発信する記事やSNSを見て、景色や食べ物に魅力を感じて「北杜市に行きたい」と言ってくれる友人は多いです。意外かもしれませんが、タイ人は甘いものが好きなので、私が書いた記事にあるソフトクリームを目的に日本に来たいという声もありました。実際には、家族や友人など10人以上が北杜市に訪れて、滞在を楽しんでくれました。

友人や家族が来た際に他の市町村へ足を運んだり、仕事で東京に行きましたが、観光客の違いに驚きました。まだまだ北杜市は伸び代がある地域。そして、人混みを気にせずに観光を楽しんでもらえる場所です。

今後も、私が発信している内容をきっかけに、日本のこと、北杜市のことを知ってもらうきっかけになったら嬉しいです。

<関連リンク>
山梨県北杜市のMCMを活用したMATCHA記事一覧

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