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【転載】週刊インバウンドニュース8月5週号

2023.09.05

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MATCHAでは、メールマガジンにて週刊インバウンドニュースを配信しています。今回はその一部をコラム記事として紹介しています。続きはメールマガジンへ。

1. 「医療ツーリズム」の新事業がアリババ株式会社でスタート。その狙いとは?

中国・アリババグループの日本支社、アリババ株式会社が、中国最大の越境ECプラットフォーム「Tmall Global」を活用し、日中で新たなビジネス分野である「医療ツーリズム」を展開することを発表しました。

この取り組みの第一弾として、訪日する中国人観光客向けに、日本の企業や団体が、検診や人間ドックなどの自費診療サービスをTmall Globalを通して提供するとしています。アリババ株式会社が、中国のGLZHealth社と提携し、Tmall Globalに出店する日本の企業や団体の開店と運営をサポートするとのこと。 

これにより、中国の消費者は、日本の企業や団体が提供する医療サービスにオンラインでアクセスし、正確な情報を得て予約を行うことが可能になります。新しい取り組みを通じて、医療というキーワードが日本と中国を結び付け、健康意識の高まりを受けた需要に対応する役割を果たすことを目指しています。

「医療ツーリズム(メディカルツーリズムとも呼ぶ)」とは、自国より医療水準の高い国へ行き、治療や検診などを受けることを指します。目的の治療の後は周辺の観光をすることが多いことからインバウンドの1つのスタイルとされています※1

※1:参考 JTB総合研究所 観光用語集「メディカルツーリズム®

中国からの訪日客の消費スタイルが変わっているのでは?ということは、過去のインバウンドニュースでも取り上げてきましたが(特にモノ→コトへの消費へ変化)、その動きにフィットする打ち手であると筆者自身も感じます。

特に中国国内では、新型コロナウイルスの影響から、健康に対する関心が一層高まり、個人の健康管理が重要視されるように。Tmall Globalでも日本の医薬品やサプリメントが非常によく売れているようで、故に医療ツーリズムは注目を集める分野となっているとのことです。

この新事業は、「医療ツーリズム」から始まり、今後は「美容医療サービス」の提供を計画しているそう。この取り組みが、日中の観光だけでなく、医療分野の交流も促進し、両国の健康関連産業の発展に寄与することを願います。

参考:アリババグループ 2023年8月22日公開 PRTIMES「アリババ株、越境EC『Tmall Global』を活用した日中医療ツーリズム事業の開始を発表」より

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