COLUMN

予約サイト(OTA)から考える訪日客向け情報発信のポイントとは?3つご紹介!

2024.06.10

column

先日、OTAを運営する企業出身のMATCHA社員が「OTAとは?日本のサイトと海外向けのサイトの違い」などの意外と知らないOTAについて社内勉強会を行いました。その中でも、訪日客向けに情報発信する際に役立てていただけそうな内容があったので、ご紹介させていただきます。

そもそもOTAとは?

OTAというのは、オンライントラベルエージェントの略で、インターネット上だけで取引を行う旅行会社のことを指します。

みなさんが当たり前のように宿泊施設や航空券を利用する際に使っているサイト(じゃらん、楽天、Booking.com、agodaなど)がOTAです。

国内外宿泊や体験予約、航空券手配、ダイナミックパッケージ等を主に取り扱い、膨大なデータから24時間検索ができ予約可能なので、現代の旅行予約のシーンでは欠かせない存在になっています。

特に訪日客の獲得を狙う上では、適切なOTAの活用が重要だと言えるでしょう。2023年度の観光庁が行った「訪日外国人消費動向調査2023」では、緑で表す部分がOTAなどのWEBサイトからの予約、グレーの部分が店頭予約となっており、観光目的の訪日客の80%以上がOTAなどのWEBサイトでの予約を行っています。

※日本を出国する外国人への調査(トランジット、乗員、1年以上の滞在者は除く)
※出展 観光庁「訪日外国人消費動向調査 2023」

海外むけOTAのサイトから学ぶ訪日客向けの情報発信のポイントとは?

同じ宿泊施設でもはじめの1ページからも受け取る印象がガラリと変わる予約サイト。
左が海外の予約サイト、右が国内の予約サイト、みなさんはどんな違いを感じますか?

海外向けの予約サイトの特徴から、訪日客向けの情報発信のポイントをお伝えしていきます。

1.部屋の情報を平米でわかりやすく伝える

海外予約サイトまたは国内サイトの海外版では、部屋の平米数を明記しています。
訪日客は、ホテルの部屋の広さが滞在中の快適さ、満足度、価値認識に影響があると考えているのかもしれません。

最近では、カプセルホテルも訪日客には人気が高まっていなど、一概に広いホテルに泊まりたいから部屋の広さを見るというよりは、旅行を一緒にする人や自分のライフスタイルに合わせて、部屋の広さを選んでいるのかもしれませんね。

旅館など部屋の広さがあるところは、そこを魅力として打ち出してみても良いかもしれません。ぜひ、宿泊施設での発信の際は平米数を忘れずに意識してみましょう。

2.口コミなどの評価を数字で分かりやすく表記

    多くの国籍の方がアクセスするという理由もあると思いますが、数字的なわかりやすい指標が海外向けのOTAの方が多く見受けられました。詳細な口コミも大事ですが、言語がわからなくても、その宿泊施設の評価がわかることはシンプルで安心感につながるのでしょう。
    口コミの評価以外にも数字にすることで説得力が増すものがあれば、情報発信の際には数字を取り入れた訴求を考えてみても良いかもしれませんね。

    3.写真を大きく、説明はシンプルに

    最初に比較したサイトで気づいた一番の点は、ビジュアル的にわかりやすいということだった人も多いのではないでしょうか?
    海外向けのOTAでは写真が大きく、文字はシンプルに必要なことだけ箇条書きで記されていますね。
    これは視覚的に伝わりやすいという点が大きいと思いますが、文化の違いなどで言語では理解できないニュアンスがあっても、写真だと説明を読み込まずに伝わりやすそうですね。
    文章が苦手な方も、お客さんが宿に行った気分になれるような写真を情報発信することは、訪日客集客の鍵になりそうです。

    いかがでしたか?普段なにげなく使っているサイトでも、国内向けと海外向けでは見せ方が大きく異なります。こういったところに訪日客向けにしっかりと訴求するヒントが隠れていますね。ぜひ、今後の情報発信の際にお役立てください。

    情報発信を訪日客向けに簡単にできるMATCHA Contents Managerでは、宿泊施設の方も多くご利用いただいています。訪日客に向けて情報を届けるだけでなく、オペレーションの簡素化につながっているなど実際の現場でのお声も聞いています。
    宿泊施設で訪日客向けのアプローチに悩まれている方は、ぜひMATCHAまでご相談ください。

    CONTACT US CONTACT US

    MATCHAへのお問い合わせ、
    サービスに関する資料請求はこちらから

    MATCHA週間
    インバウンドニュース
    メルマガ登録フォーム

    インバウンドに取り組む事業者、関心層が5,000人以上購読!
    インバウンドに関するニュースを
    毎週わかりやすくお届けします。