COLUMN

グローバルな経験を武器に、MATCHAで新たな未来を創るプロダクトマネージャー【社員インタビューvol.10 任 恩光】

2025.01.27

Interview

MATCHAの中にいる社員についてもっと知ってもらう社内インタビュー企画第10弾。

MATCHAメディアプラットフォーム事業部のプロダクトマネージャー任 恩光さんです。MATCHAの提供しているサービスの改善、開発に日々取り組んでいただいています。そんな任さんにMATCHAへの入社理由や働いて感じていることなどを聞きました!

<キャリア概要>

1984年生まれ、中国出身。上海同済大学通信工学卒、法政大学MBA。新卒で来日後にインターネット企業3社にてシステム開発業務に従事。東南アジア5ヶ国で展開しているインターネット広告プラットフォームのシステム開発を立ち上げ段階から参加、PMとシステムプロダクトの責任者を経験。2024年にMATCHAへ入社。現在はプロダクトマネージャーとして自社プロダクトの企画と開発管理を担当。

自分の成長と興味で選択してきたキャリア、エンジニアから海外市場のプロダクトマネージャーへ

出身地は中国の伝統文化と植民地時代から残っている西洋文化が融合している上海

大学では、ドイツとの関係が深い中国にある大学で学生時代を過ごし、当初はドイツへの留学を考えていましたが、留学ではなく仕事を通じて海外で経験を積むことを決意し、いくつかの選択肢を探る中で、日本の企業が中国で新卒を募集していることを知り、入社を決めました。2008年に来日して新卒入社したものの、リーマンショックの影響で半年ほどでリストラに遭いました。その後、栃木県小山市にある小さいITベンチャーに再就職し、エンジニアとして3年半働きながら、人事評価システムの開発などにも携わりました。次に、東京に移り住み、人材業界に転職して社内システムの開発に取り組み、1年間は社内ベンチャー事業に参画しました。

しかし、次第に日本のエンジニアとやっていることが一緒で、自分のバックグラウンドや価値観を活かしきれていないことに気づきました。日本以外の国に関しては、まだ知り尽くせていないことが多く、視野を広げて仕事をしていきたいと強く感じました。その時、東南アジア市場で新規事業の立ち上げに関わり、海外向けのアフィリエイト広告プラットフォームを開発することになり、プロダクトマネージャーとしても7年間関わりました。毎年、タイやベトナムをはじめ東南アジア各国に訪れ、現地スタッフ、広告主やメディアパートナーと直接対話しながら、プロダクトの企画と開発を進めていました。また、国を横断して20名以上のメンバーを抱えるプロダクト開発の責任者として、多様な国籍やバックグラウンドを持つメンバーのマネジメントや、ベトナムエンジニアチームの人事制度設計と導入、海外におけるPR活動などを幅広く経験しました。

2023年、携わっていた事業がロンドンで行われたGlobal Performance Marketing Awardsで受賞

そして、40歳を迎えた昨年、これから自分がどんな仕事に携わるべきかを考えた時、改めて自分の価値観に合った市場に関わりたいと強く感じました。コロナ禍をきっかけにビジネススクールで学び、「自分の足で歩き、自分の目で見て、自分の頭で考えること」がビジネスの本質だということに改めて気づきました。この経験を通じてもう一度身近な日本国内の市場に向けてプロダクトを作りたいと決心しました。そして、今自分がやりたいことは以前から関心を持っていたインバウンド業界にあると感じ、新しい業界での挑戦を決意しました。

海外旅行は偏見を溶かす世界平和への第1歩。そんな未来に貢献していきたい

私がMATCHAに入社した理由は、会社のビジョンに強く共感したからです。海外旅行を通じて、異文化を理解し合うことが世界平和に繋がると信じています。例えば、初めてベトナムを訪れる前に、社内の先輩から「ベトナム人は中国人を嫌っている」と聞いていましたが、実際に訪れてみると、ベトナム人の多くが中国将棋、中国の小説やドラマ、ポップソングなどに親しんでいることに驚きました。このように、現地の人々と直接触れ合い、互いに理解を深めることが、平和への第一歩だと感じているので、インバウンド業界を通じて残りのキャリアを、この分野に少しでも貢献できる形で活かしていきたいと思い、MATCHAに入社しました。

MATCHAでは、特にコンテンツプラットフォームMCM(MATCHA Content Management)の改善に注力していきたいです。インターネットの発展によりコンテンツ発信が民主化され、誰でも簡単に情報を発信できる時代が進展しています。その流れの中で、観光情報の多言語発信に特化しているMCMをより多くの自治体、観光協会、民間企業に活用してもらい、観光客に新鮮で正確な情報をダイレクトで届け、日本の価値ある文化や魅力を伝えていきたいと考えています。

バンコク出張で初めて見た合掌しているタイ版のドナルド・マクドナルド

私の過去の経験も、MATCHAで大いに活かせると感じています。自分自身が中国人であるし、10年以上にわたって多国籍の組織で働き、色んな国の方に触れ合ってきたため、外国人の視点を大切にしながら、企画を進めていきたいです。また、前職では長く海外事業に携わり、グローバル展開しているメディアの動きにも触れました。クーポンサービスや比較サイトなど、どのようなプレイヤーがどの市場で強いのかを把握し、グローバルメディアの学びを得ることができました。この経験を踏まえ、MATCHAをグローバル市場に合わせて進化させ、訪日客にとってより使いやすく、訪日旅行の役に立つメディアにしていけると確信しています。

仕事で大切にしていること「Fail fast, fail cheap, and fail smart(早く、安く、そして賢く失敗する)」

MATCHAでは「小さなチャレンジをしてみる」ことを一番大切にしています。失敗を早く、そして安くすることが重要だと考えており、失敗を避けるのではなく、いかにコストをかけずにテストし、早い段階で結果を出すかを重視しています。何度も議論を重ねるよりも、最小限で試し、結果から学ぶことが効果的だと感じています。特に、余裕がある大手企業でないからこそ、プロジェクトを進める中で本当に大切な部分を見極めて、迅速に進めることを心がけています。

目の前の課題に全力を尽くし、次なる道へ

今後はMATCHAで1人目の正社員プロダクトマネージャーとして、MCMがしっかりとクライアントの要望に応え、インバウンド市場にフィットするまで戦略を立て、実行していきたいと考えています。また、どの国の観光客が日本のどのようなことに興味を持っているのかを分析し、海外市場のテストマーケティングができる存在でありたいと考えています。最終的には、MCMを通じて、訪日客と地域の文化・体験に繋げるサービスを提供できるようにし、独自の体験ツアーの予約などを簡単にMCM内で行えるようにしたいです。これによって、訪日客が日本各地の魅力的な体験に導かれることを目指しています。

このビジョンを実現するために、コンテンツ制作のハードルを下げ、インバウンドプロモーションに関わるライターやインフルエンサーを各地域に繋げることで、インバウンドマーケティングの新たなプラットフォームを築いていきたいと思っています。目の前の課題を乗り越え、次のステップへと進むその先に、私たちが作り上げる未来があると信じています。

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