「いつ来る?どこから?国別“訪日タイミング”早わかりガイド」新任インバウンド担当者のための、第一歩のヒント
2025.03.31
ホワイトペーパー

「今年からインバウンドも見ることになって…」
「何から手をつければいいか、正直わからない」
そんな声を、私たちは日々の会話の中でよく耳にします。
商品やサービスの魅力を訪日客に届ける以前に、まず知っておきたいのが「誰が、いつ、日本に来ているのか?」という基本的な情報です。
特に国によって異なる休暇シーズンや、訪日ピークの違いを把握しておくことは、施策設計の土台とも言えます。今回はそのポイントを、シンプルに整理してご紹介します。
訪日客の住んでいる国によって“訪れる季節”はこんなに違う

たとえば、台湾や香港からの訪日客が多くなるのは旧正月(春節)の時期。2024年は2月10日が春節で、その前後1〜2週間が旅行シーズンに。その際には、多くのニュースが訪日客の活況を知らせました。
一方、欧米圏は夏(6〜8月)に長期休暇を取る文化があり、夏の日本が人気です。加えて、イースターやクリスマス休暇も無視できません。
さらに韓国では秋夕(チュソク)、タイでは4月のソンクラーン(タイ正月)など、現地特有の祝日も大きく影響します。
施策を打つタイミングを誤ると、どんなに良いコンテンツやキャンペーンでも空振りしてしまうことも。
だからこそ、「訪日客の動きのわかるカレンダーを把握すること」が、最初の一歩なのです。
施策設計の「時期判断」に効く、3つのポイント
- イベントやツアーのタイミングは“現地の休暇”に合わせる
→ 例えば、台湾の春節にあわせて1月下旬に台湾に人気のコンテンツを織り交ぜたイベントやツアーを開催する - 広告やSNSの“仕掛け時”を知る
→ 夏のヨーロッパ向けには、1年前など早めに計画を立てられるように早め早めの露出を強める戦略が有効 - 受け入れ準備を“来日前に整える”
→ 東南アジア圏の7〜8月ピークにあわせて、現地での多言語整備やオペレーション構築などを行う
こうした判断に必要なのが、「国別の休暇スケジュール」と「月別の訪日客数データ」です。
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なぜ“基本データ”が インバウンド対策に重要なのか
施策の方向性やメッセージを検討する際に、「いま、誰に向けて打つのか?」が明確になっていないケースをよく見かけます。
たとえば、「台湾向けにSNS投稿しよう」と思っても、現地が休暇とは全然違うタイミングだとかけた金額に対して見合わない結果に。 逆に、ちょうど休暇に入る数ヶ月前など旅を検討するタイミングで投稿すれば、エンゲージメントは大きく変わってきます。
このように、“施策の打ちどき”を見極めることは、効果の最大化にも直結します。
<最後に>まずは「スケジュール感と基本情報」を押さえよう
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