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【開催レポート】MラボRADIO#9「少人数運営でも訪日客に選ばれる宿やコワーキングスペースをつくるには?」

2025.04.03

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2025年3月27日、MラボRADIOボ第9回では「少人数運営でも訪日客に選ばれる宿やコワーキングスペースをつくるには?」をテーマに、LINNAS KanazawaやS-TOKYOでインバウンド集客や情報発信、地域連携に取り組む伊藤千夏さん(LINNAS Design)をゲストにお迎えしました。

◾️登壇者
スピーカー
ー伊藤千夏(LINNAS Design / S-Tokyo マネージャー)

パーソナリティ
ー西田早織(株式会社MATCHA 広報)

トーク内容

「この宿に泊まりたい」を生む、情報発信とコミュニティの力

伊藤さんが立ち上げメンバーを務めたLINNAS Kanazawaでは、わずか3名のチームで44室のホテルを運営中。イベントやサウナ、シェアキッチンを活用した“泊まる以上の体験”を提供しています。
MATCHAでの記事:https://matcha-jp.com/jp/mcm13305

また、現在マネージャーを務める東京・東日本橋のS-TOKYOでは、24時間利用可能なコワーキングスペースとカフェ、ギャラリーを一体化させた空間を運営し、主にデジタルノマドをターゲットにしたユニークな取り組みが進められています。

少人数運営を可能にする「やらないことを決める勇気」

印象的だったのは、電話対応をなくす」「オンラインチェックインを導入する」など、あえてやらないことを決める設計。AIチャットボットを活用し、人手が限られる中でも宿泊者の満足度を損なわずに運営を実現しているそうです。

そういった効率化を実施をする背景には、「名前入りの口コミを月3件集める」など、ゲストとの密な関係性づくりにも注力。イベントや日常の小さなタッチポイントを通じて、ファンを育てているという会社としての取り組みが印象的でした。

発信と体験はワンセット。「情報発信のネタ」は自分たちでつくる

よく情報発信するためのネタがないという声も多く聞こえてきます。
LINNASでは、一体どのように情報発信のアンテナを張り、少人数で発信活動を続けているのでしょうか?

「イベントを多数開催しているため、必然的に書く記事が多くなる」という言葉が象徴するように、ただ場所を提供するだけでなく、体験を通じて伝えるコンテンツを生み出すことを大切にしているのがLINNAS Designのスタイル。運営体制としては少人数ながら、現場を回しつつS-TOKYOでは年間50本以上の記事を執筆にフォーカスし、SEOやGoogleMapからの流入にもつながっています。

地域とつながることが、選ばれる理由になる

S-TOKYOやLINNAS Kanazawaが大事にしているのは、「点ではなく面でゲストを迎える」こと。有名な 観光情報だけでなく、地域のリアルな魅力を“よそ者の目線”で掘り起こし、発信していくことで、訪れる人にとっての“旅のきっかけ”や“再訪の理由”をつくっています。

たとえば、S-TOKYO周辺の小さな飲食店や公園、クラフト体験スポットなども、自ら足を運んでディグ(掘る)し、ゲストと地域がつながるための案内人としての役割を果たしています。
そういった情報を知っている宿やコワーキングというイメージをつけていくことも、信頼度を高めるブランディングのひとつだそう。

参加者からの声

  • 「少人数で効率的に運用するイメージがつかめた。ハイテクと泥臭さのバランスが絶妙」
  • 「AIチャット・無人チェックインなど仕組み化が進んでいるのに、イベントを通じて地域とつながっているのが印象的」
  • 「宿とコワーキングの可能性について多くの気づきがあった」

おわりに

「省力化」と「人の温度感ある接客」「地域とのつながり」。一見相反するようで、実はそれぞれを補完し合いながら、ゲストにとって魅力ある場所が形づくられていました。

宿泊やコワーキングに関わるすべての人にとって、“選ばれる場づくり”のヒントが詰まった時間となりました。選択と集中が人口減少していきながら訪日客が増加する現場の中で、すごく大事ですし、今回の内容はどういった対応が望ましいのか見えてくるような内容だったように思います。

 アーカイブ視聴はこちら(MATCHAラボ無料登録で視聴いただけます)
https://lab.matcha-jp.com/menus/knsjs6ycbsjjxpqo/announcements

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