中学生の企業訪問を受け入れました|京都市立西京高等学校附属中学校
2024.12.16
その他
2024年12月4日、MATCHAは、京都市立西京高等学校附属中学校3年生の校外学習として企業訪問を受け入れました。
同校の3年生は、『20年後の未来社会で幸せをつかみ取るために、自分たちが考える理想の未来を実現する方法を探る』というテーマのもと、チームに分かれて探究学習を進めています。その一環として、訪問先にMATCHAを選んでいただきました。
今回訪問された4名の生徒は、「20年後の日本の在り方」をテーマに掲げ、「流動的な観光を通じて日本人に日本の魅力を再認識させ、20年後にも日本のアイデンティティを残すことができる」という仮説をもとに探究を進めていました。
当日は、MATCHAの事業内容やインバウンド業界の現状、地域観光とインバウンドの関係性について、具体的な事例を交えながら紹介しました。生徒たちからは、未来の日本や観光業に関する興味深い質問がありました。
「20年後、MATCHAや観光業はどのような姿になっていると思いますか?」という質問に対し、持続可能な観光の重要性に言及しつつ、20年後の観光のあり方について意見を共有しました。具体的には、観光と居住の境界線がさらに曖昧になり、観光業が「訪れる」だけでなく「住むこと」を含む新しい形へと進化する可能性、人口構造の変化や社会のニーズを背景に地域観光が日本の未来に果たす役割がますます重要になるだろうという展望を伝えました。「訪日外国人向けに情報発信を続けることの効果は?」という質問には、海外からの視点で日本の魅力を伝えることが、地域活性化や文化交流にどのように繋がるかを説明しました。
さらに、「多言語対応の投稿が可能なCMS(MATCHA Contents Manager)の活用による効果」については、手軽に多言語で情報を発信できる仕組みが、地方の観光事業者をどのようにサポートするかを具体例とともに紹介しました。
生徒たちは、事前学習の成果をプレゼンテーション形式で発表しました。プレゼンテーションでは、オーバーツーリズムが問題視される都市集中型のインバウンド観光を「流動的」にするためのアイデアが共有されました。都市を結び、地方への立ち寄りを促す仕掛けを通じて課題解決を図るという提案内容は、私たちにとっても非常に興味深いものでした。
中学生からも以下のような感想をいただきました。
「皆様とのお話で、日本の文化の魅力、未来の観光の形についての多様な見方を学ぶことができました。私たちはもともと在日外国人が増えたり海外の文化が日本に持ち込まれたりすることで日本文化が失われていってしまうのではないかと考えていました。しかし先日、違いを求めて様々な文化を取り込むからこそ それぞれの良さが際立ち、後世でも大切にされていくのではないか、という考えを伺いとてもよい刺激を受けました。」
対応を担当したCOOの齋藤は、生徒たちの取り組みについて次のようにコメントしています。
「中学生でありながら、多角的な情報収集を行い、仮説を立てた上で具体的な提案を作り上げている点に感銘を受けました。感性を大切にしつつ、さらに違ったアプローチも検討してみることで、より良いアイデアが生まれると思います。このような生徒の皆さんがいることは、日本の観光業界にとっても大きな希望です。」
今回の訪問が、生徒たちの研究をさらに深める一助となれば幸いです。
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