CASE STUDY

豊富なSEO知識でインバウンド旅行客が求める記事を作成|北海道エアポート

2023.08.17

インバウンドマーケティング事業

北海道エアポートは「可能性とつながる空港へ」をビジョンに掲げ、世界の旅行客に向けて北海道の魅力を発信し、北海道全域へ送客することで、地域活性化への貢献を目指しています。

2021年度にMATCHAとの取引を開始し、主にWebメディア掲載用の英語記事の作成などの施策を展開しています。今回は営業開発本部 観光開発部の寺田様と須藤様に、これまで抱えていた課題や導入後の成果についてお伺いしました。

— 北海道エアポートのこれまでのインバウンドへの取り組みについて教えてください

北海道エアポートは、2019年に設立された会社ですが、設立直後にコロナ禍が発生しました。そのため、設立当時は北海道庁や公益社団法人北海道観光振興機構と連携し、「HOKKAIDO LOVE!プロジェクト」を立ち上げ、コロナ禍でも北海道の魅力を発信し、観光需要の回復を目指していました。
最近では状況が落ち着き、本格的に観光誘客のプロモーション活動が動き始めました。

現在は、コロナ禍前に需要の多かった東アジアや東南アジアを中心に復便に力を入れており、具体的な取り組みとしては、航空会社との連携や海外旅行博への出展、ツアーの企画などがあります。
また、2023年9月にはアドベンチャートラベル・ワールドサミットが北海道で開催される予定であり、この機会を利用して欧米豪からの誘客も強化する予定です。観光開発部では、「GATE TO HOKKAIDO」という自社メディアの運営も行っています。

外国語の記事作成に苦戦。「ネイティブ目線」でコンテンツを作りたかった

— MATCHAとの取り組み開始前はどのような課題感がありましたか

「HOKKAIDO LOVE!プロジェクト」の一環として、北海道の魅力を発信する多言語対応のWebサイト「HOKKAIDO LOVE!」※を立ち上げましたが、外国語の記事制作に苦戦していました。また、私たちの運営する空港は北海道内に7空港ありますが、そのすべての空港に観光客を呼び込むための情報発信や、北海道全体を効率的に巡るためのルート情報の提供を行いたいと考えていました。
北海道の魅力を知った上で、現地の方に響く「ネイティブ目線」で記事作成をしてもらいたいと思っており、適切な相談先を探していました。

MATCHAとの接点は、2019年に北海道エアポートのメンバーが展示会でMATCHAの担当者とお話ししたことが最初の繋がりであり、外国語の記事作成について相談を行いました。

※該当のサイトはすでに閉鎖。現在の「HOKKAIDO LOVE!」Webサイトは(公社)北海道観光振興機構が運営するもの。

自社メディアを運営するMATCHAだからこそSEOや現地で求められる記事を作ることができた

— 具体的な施策内容と実施してみた感想を教えてください。

18本の英語記事作成を依頼しました。施策を進める中で特に印象に残ったのは、SEOに配慮した記事内容の提案でした。
MATCHAは現行の記事や外国人観光客の検索傾向などを調査し、具体的な提案をしてくれました。最初は特定エリアの観光情報をまとめることを想定していましたが、リサーチの結果、最終的には北海道を楽しむための網羅的な記事を作成することになりました。記事作成前に、本来求められている需要とのずれに気付くことができたのは良かったです。
以前他社に依頼した際には、SEOのリサーチまでは行われなかったため、このような提案は初めてでした。
MATCHAが自社でメディアを運営されているからこその強みだと感じましたし、議論を通じて私たちも多くのことを学ぶことができました。

MATCHAのオーストラリア人編集者に取材していただいたのですが、日本人が気づかない観点から北海道の魅力が伝わる記事を作成いただくことができました。

また、プロジェクトの進行中に、作成された記事はMATCHAのウェブサイト内の北海道のページにnoindex※で掲載されることになりました。HOKKAIDO LOVE!は新しいメディアで知名度がないため、既に多くの海外読者に利用されているMATCHAに記事を掲載してもらえることは大変ありがたい提案でした。

※noindex: Googleなどの検索エンジンで検索しても記事が表示されない設定です。自社サイトの記事よりもMATCHAの記事が検索上位に表示されないようにするため、サイト内で北海道の情報を検索している方のみに記事が表示されるように対応しています。

— 今後の展望や、MATCHAに期待することを教えてください。

「GATE TO HOKKAIDO」は設立当初から開発が進んでいましたが、コロナ禍の影響もあり、最小限の準備に留めていました。「HOKKAIDO LOVE!プロジェクト」もコロナの5類感染症への移行を機に新たなフェーズに移り、訪日旅行に関する情報発信には更に力を入れられるようになっていますし、空港では国際線も再開されています。そのため、再度MATCHAに情報発信のお手伝いを依頼したいと考えています。特に地方空港の情報発信に注力しているため、定番の観光地に偏らない情報発信や、東京や大阪などから北海道への誘致を促す施策も考えています。また、記事作成以外にも、MATCHAからの海外航空会社とのコラボレーションのご相談をいただくなど、別の案件でも一緒に取り組む機会が増えそうです。

— 本日は貴重なお話をありがとうございました!

(掲載内容は、取材当時のものです)

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